「国家破産」以後の世界

日本が国家破産したらどうなるかについて論じた本。
まずもうすでに借金が返せないくらいに国債が膨らんだ日本の現状を挙げ、もう実質的には日本は破産しているが、国民がそれを認識していないために騒ぎになっていないだけと説く。
次にありうる三つのシナリオを書く。中国経済圏に組み込まれるか、米の植民地になるか、かろうじて独立を保持して東南アジアの国と仲良くやっていくか。
また、今までに破産した国の例を挙げている。いずれも共通しているのは支配者層が腐敗していたことと書いている。