らくえん

Elysion~楽園幻想物語組曲~

Elysion~楽園幻想物語組曲~

Track:01 エルの楽園[→Side:E→]
仮面の男と娘?らしき二人の会話が出てくる。
「ねえパパ、明日は何の日か知ってる?」
「世界で一番可愛い娘の誕生日さ」
よくこんな会話できますな。
そもそも本当にこの娘(エル?)存在するのかどうかすら不明だが。
冒頭の「私は彼女を一生愛することはないだろう」という言葉が誰を指すのかは不明。
エル?
「私は彼女の名前をずっと昔から考えていたのだから」の意味もよくわからない。
フレーズはかなり好みでイイ。
Side:EのEはElysionのEだろう。つまり、Track1が理想?

Track:02 Ark
これは前エリに収録されてるからなあ……。
あんまり変わった気はしない。
人体改造の犠牲になった兄と妹の話。

Trakc03 エルの絵本【魔女とラフレンツェ】
ピコマジに収録されていた曲。大分変わった感じ。
ラフレンツェは魔女から言いつけられて異界の門を守っていたが、恋することでそれを破ってしまう。実は処女膜が異界の門の封印だったのだ!w
「純潔の花を散らして〜」とか、妙にえろい歌詞です。
破ってしまったので冥界の牢獄につながれるらしい。
タイトルの「エルの絵本」というのは、エルが読んでいる絵本という設定らしい。

Track:04 Baroque
なんかしゃべりばっかで聴くになれんかった。
愛するものを殺してしまう人の話。

Track:05 エルの肖像
雰囲気とフレーズはかなり好み。
曲の内容自体はあんまり覚えてません……

Track:06 Yield
前エリにあった曲をまた取り直したらしい。
より民族音楽色が強まった感じ。
歌詞は結婚しようと必死になっている女の話に思えるが……。
不安定な数字=3というのは男1女2の三角関係?
歌詞がよくわからなかったころは「ああーいい曲だなぁ」と普通に聞いていたんですが、
歌詞がわかってくるとガクガクブルブルな曲だということがよくわかりました。
とくに「ぶらさげたもの、ああそれは首じゃないか」のあたり。

Track:07 エルの天秤
仮面の男が駆け落ちした伯爵令嬢を連れ戻すという仕事を請け負ったらしい。
「無事ならば何をされてもかまわん」という意味のことを伯爵が言ったりするので、
うわ、ひでぇ親と思った。
連れ帰る途中で何をされたのやら……
フレーズはわりと好み。
Track08: Sacrifice
今回で一番悲惨な話だなと思った。
美しい白痴の妹と普通の器量(醜い?)姉がいた。
ときどき妹に嫉妬して黒い呪詛の言葉を吐いたりするが、本当は妹思い。
あるとき妹が身ごもるが、姉は勝手に相手がいないと勘違いしてもしかして
神の子ではないかと思い込む。
しかし実際は周りの村の男たちが性的虐待をした結果できた子供だった。
それを知った姉は……
ここらへんの話がとてつもなく皮肉でさらに悲惨さをましている。
「ああ神の子ではないでしょうか」と歌ったすぐあとに「妹が身ごもったことが発覚した」
ってくるあたり急に現実に還ったって感じがしてすごい演出効いてるなと思った。


Track09: エルの絵本【笛吹き男とパレード】
仮面の男が物語に出てくるキャラを集めてなんかやってる。
妙に狂ったような明るさがある曲。
非常にノリが良く、今回の全トラック中で一番気に入った曲。

Track:10 Stardust
レコード会社のHPで試聴できた曲。
彼の浮気現場を見てしまった赤い服の女は彼を血まみれにしてお揃いになろうとするが……
しかし、服に付いた血は時が経つと黒ずんでしまっておそろいでは無くなってしまうのだった。
こういうシチュエーション作るのうまいなぁ。


Track:11 エルの楽園[→Side:A→]
AはAbyss。奈落ということはこっちが現実?
見せかけ上は悲しみも不幸もない楽園だが実は……
しかし、フレーズはあんまり印象に残ってなかったりする。