川世界(仮)

架空の世界を考えてみる。
広い大陸に七つの大河とそれから分かれた無数の支流が流れている。
川以外の地は森や山ばかりで人が住めない人跡未踏の地帯。
道が無く、人々は川を道路代わりに使っている。
人が住むのは点と線のみで面は無い。
川の周辺に街をつくり住んでいる。
七大氏族と呼ばれる七つの氏族がそれぞれ一つずつ大河を支配している。
魚が主食。輸送できるように干物にすることが多い。
王制。封建主義。領土の代わりに河川通行権や漁業権を与える。
都市は自治権を持っている。領主(王)は都市に住まない。
豪華な船を建造して都市の港に繋げて住む。
気温が低く、人類は万物の霊長でないので生存率は低い。
生存率が低いので性文化が地球とは違って独特。<掟>とか呼ばれる法律みたいなのがある。
都市との取り決めにより、領主は都市の近くに避難のための
行在所を持つ。嵐などのときに使う。
かつては普遍帝国が存在した。


貴族の構成
貴族は大別して3種に分類される。
統一戦争の際に功績を立てて封じられた王家の臣。
昔から河を縄張りとする土着の豪族層。
彼等をすべて滅ぼす力など王家には無かったので、
妥協策として、恭順してきた者はほぼ領地を安堵されていた。
勿論、刃向かったものは領地を没収するか減らされた。
最後に王家の一族。嫡子の流れはほとんど公となった。
稀に臣下に下らないで親王家を建てる王族も存在した。
河が無いので名のみの公も多かった。


軍事
この国の軍(水軍と言いたいところだが、陸上部隊がほぼ無い
ので水軍という概念が無い)は二種に大別される。
貴族層が<誓約>に基づいて非常時に差し出す艦隊。
この地に定着した旧海賊衆が非常時に差し出す艦隊。
この二つの勢力、微妙に質が違う。
貴族は直接決戦を好む傾向がある。旧海賊衆は兵站を封鎖することに
締め上げることを好む。たとえば、ゲリラ的に輸送船を略奪するとかのたぐい。
当然というかなんというか、常備軍などはない。
王家の直轄の艦隊? 王家も元は貴族だ。差異は無い。